2019年7月1日月曜日

MITSUBISHI SUPER VILTAL S-006P(G) 9V 6F22

三菱電機が80年代半ばに販売していた黒マンガン乾電池であるSUPER VITALの9V形です。廃棄されていたトランジスターラジオより発掘された物なので、ラジオはその年代あたりまで使っていたということなのでしょう。


 
 
 



 

MITSUBISHI  SUPER VITAL S-006P(G) 9V 6F22
やたら大きな三菱ロゴマークが主体のデザインは現行デザインに通じるものがあるような。
 


ご注意 ・充電式ではないので、充電すると液もれはそんのおそれがあります。 
   ・液もれのおそれがあるので+-を正しくいれてください。 
三菱電機株式会社
こちらの面にはかなりシンプルな注意書きと社名表示がありました。社名表示の横にまで三菱ロゴを持ってくる徹底ぶりですがこれは現在の日立系亀の子マークやかつての東芝傘マークなどで結構例がありますね。
 
 

S-006P(G) 9V 6F22 〄 JIS C8501 T.T.K. MADE IN JAPAN
TTKとの表記があるので三菱電機の傘下であった当時の東洋高砂乾電池による製造と思われます。三菱9Vマンガンはいつの間にか松下っぽくなったと思ったらGP製みたいになっていたりとよく分かりません。
 
 

電極は当時の標準形状です 製造年月表示は底面に刻印されており、84-09という数字が読み取れるので1984年製と思われます。
 
 
東芝も三菱もかつては自社系で9Vマンガン電池を製造していた

今となっては各社が9Vマンガン乾電池を自社製造していたというのは信じられない話ですね。006Pは現在でこそテスターや各測定機器等でも用いられていますが、トランジスタラジオの衰退、電子機器の改良等により使用機器はどんどん減っている状況となっています。その結果が国内マンガン9Vはパナ製かGP製かという状況でしょうけどまだラインナップしてくれている分良いですね。 また、最近の006P電池は6P形や006Pと名乗っていることは少なく、大抵の場合9V形と名乗っています。 

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