現在は乾電池の販売から撤退した日立家電系のアルカリ乾電池。撤退数年前は一部ルートのみの販売で購入が難しかったHITACHIの乾電池だが一時期までは普通に量販店で販売されていた。
2000年代くらいまでのHITACHIブランドの乾電池は主な販売ルートは日立チェーンストールだったと思われるものの例えばベスト電器などでも普通に販売されていたあたり量販店でも出回っていたようだ。今回のアルカリ乾電池は90年代中盤とまだ日立が普通に乾電池を販売していた年代の物となっている。
EX SUPER ALKALINE DRY-BATTERY
(水銀0使用)
このデザインは水銀0使用化直後のものらしくエコロジーさをアピールするためか双葉マークが付けられている。同様のデザインがマンガン乾電池にも同時期に採用されたが、アルカリ乾電池がモデルチェンジしてビッグパワーシリーズと変更された後もマンガン乾電池は一貫して最後までこの双葉マークがついたデザインとなっていた。日立の乾電池の場合アルカリはEX、黒マンガンはSG、赤マンガンはGとグレード分けされていた。
HITACHI 株式会社 日立家電
アルカリ乾電池 LR6(EX)/1.5V JIS C85 M.D.B. 582034 Made in Japan
マンガン乾電池も同様だったがHITACHIロゴは社名表示の近くに配置されている。日立乾電池だけあってM.D.B.表示があるので当時の日立マクセル製と思われる。
後述するが90年代の乾電池だけあって現代の乾電池類と比べると注意書きは随分あっさりした内容となっている。充電しないという事やプラスマイナスを正しく入れる、新旧電池の混同はしないなど内容自体は現代の乾電池と同様だが。
使用推奨期限は1996年4月となっている
2000年付近にこのEXシリーズからビッグパワーシリーズ初代に変わったような気がするが日立乾電池は他社と違って情報がはっきりしないところ。
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントです