2019年6月25日火曜日

MITSUBISHI POWERFUL Ni-MH 単3形ニッケル水素電池 MHR-3S/1.2V

現在は完全撤退しており、充電式電池の販売をしていない三菱電機ですがかつては他メーカーと同じようにニカド電池やニッケル水素電池を販売していました。 これはそんな三菱電機の充電池撤退前に販売されていたニッケル水素電池です。

  
 


撤退宣言が出たりしているわけではなく自然消滅で商品が出なくなった三菱電機の充電池ですが最後の製品は三洋2500と同時期とかなり以前の物となっています。


MITSUBISHI  POWERFUL Ni-MH ニッケル水素電池 
昔の充電池なので当然ながら三菱電機のロゴは旧タイプのMITSUBISHIとなっています。三菱電機の充電池の名称は割とバラバラでコレといって決まった名称がある訳では無く容量増加によるマイナーチェンジでどんどん名前は変わっていたようです。      
  
 

三菱電機株式会社 充電式  MADE IN JAPAN   MHR-3S 
(min.2000mAh)  1.2V AA  単3形 
販売会社は三菱電機ホーム機器になる前という古さなので三菱電機株式会社、製造国は日本となっています。容量はmin.2000mAhと最近のニッケル水素電池とそんなに変わらないものですが、この電池が販売されていた当時は容量増加競争真っ最中の時代ですぐに2300mAh、2500mAhと容量増加していきましたが低自己放電タイプではないので使いやすさには難があったのです。
 


背面にはPOWERFULの文字がなく単にMITSUBISHIロゴとなっているようです  


端子 マイナス極側にHRの印字があることから三洋電機によるOEMと予想できます。当時の三洋電機はニッケル水素電池やニカド電池が中枢事業であったためかこの三菱電機、東芝電池、日立マクセル、ソニー、日立、富士通などパナソニック系以外のニッケル水素電池をほぼ全て製造するなど絶大な存在感を放っていたのです。
マクセルに関しては2010年に入った頃からecofulと名を変えて低自己放電のニッケル水素電池にて充電池に再参入しますが、再び新商品が出なくなるという自然消滅状態なのでやはり充電池事業って難しいのでしょう。三菱電機はマクセルと異なりMITSUBISHI HYPER(MHR-3H,MHR-4H)を発売後、一切充電池を発売していません。
 

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