レアなNECブランドの乾電池です。NECの乾電池はまだNECが家電事業に参入していた頃の物で、セールスマンカタログにも市販製品として載っているものの基本的には添付されてやってくる電池のようです。
日本電気ホームエレクトロニクス解散後に照明事業はNECライティング(現ホタルクス)に引き継がれましたが、NECライティング照明器具にNEC乾電池が添付されるということはなく主にGPのGREENCELLが添付されていたようです。
NEC NEO SUPER マンガン乾電池
R03/NN/1.5Vブランド名がNEO SUPERと三洋電機とマロリー(デュラセル・バッテリー・ジャパン)と被っていますが共通点でもあったのでしょうか。NECブランドの乾電池の歴史は意外と古く、NECが家電に参入した1960年代から存在するようですがこのデザインはNECが現行ロゴなNEC家電最後期の物のようです。同じ名前被りのメーカーから察せるかと思われますが黒マンガンではNEO SUPER、赤マンガンではSUPERという名称となっています。
NEC Home Electronics, Ltd MADE IN JAPAN
単四形
水銀0使用 JIS 〄C 8501 T-S
販売会社名義はNECブランドの家電・照明などを扱っていた日本電気ホームエレクトロニクス株式会社、原産国は日本でJIS認証略称マークT-Sと東芝電池 佐久工場製造のようです。注意書きなどは全て日本語で単四形という表記まで漢数字なのに何故か社名表記は日本電気ホームエレクトロニクスという日本語ではなくNEC Home Electronics, Ltdと英語表記となっています。
底面に刻印された使用推奨期限は02-96なので製造年月は1994年2月になるのでしょうか。
市販されたものなのか、添付用だったのかは乾電池単体では判別できませんが、NECショップに行ってみてもNECの乾電池を売ったことが無いという店舗ばかりだったので大部分が添付用として流通していた可能性が高いと思われます。
2019年4月、NECの照明事業撤退によりNECライティングが投資ファンドに売却され株式会社ホタルクスとなったことにより新日本電気より続き、日本電気ホームエレクトロニクスより引き継いだNEC家電の系統はついに日本電気から離れることとなりました。NEC事態がパソコン事業の売却、携帯電話、HEMS事業の終息など個人家庭向け事業からの撤退を推し進めているので今更な感じはしますけど。
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