電池メーカーとしては全く認知されていないであろうシャープですがある時期までは自社ブランドの乾電池を用意していたようです。セールスマンカタログにも記載があったようでアルカリ、マンガン赤相当、マンガン黒相当が存在していたとか。
SHARP GI
マンガン乾電池 SUM-3(C) 1.5V R6P 水銀0使用
シャープのマンガン乾電池は結構デザイン変更はされているもののブランドはGシリーズとされていたらしく90年代の電池も2000年代の電池もGIやGIIといったブランドとなっています。
デザイン的に黒マンガンっぽいかんじですが実際には赤マンガン相当のグレードとなっており、黒マンガン相当の上位グレードなSHARP GIIシリーズが存在しています。
補償
この電池の液もれにより使用器具を損傷させた場合、使われた電池と一緒に下記へお送りください。お客様が充電したり、+-を逆に入れた場合を除き、器具を修理または交換いたします。
期間:製造年月(底面に表示)より2年間
〒739-01 東広島市八本松町飯田1484-6
シャープ株式会社 通信オーディオ事業本部
ほとんど添付専用だったメーカーの電池では珍しく液漏れ補償が付いていたようです。使用器具といってもほぼ添付されてるリモコン等のシャープ製品でしょうし、修理や交換はメーカーとしてはやりやすそうですね。
単三形
〄 JIS SHARP CORPORATION C8501 M.D.B. MADE IN JAPAN
JIS表示によると当時の日立マクセル製と思われます。シャープ乾電池は2000年代前半くらいまでは用意されていたようですが最後までマクセル製だったようです。
電極
かなり錆びていますが91-09という刻印が読み取れますので1991年9月製造ですね。時期としてはマンガン乾電池が水銀0使用にされ始めたほか液漏れ補償最後期な年代でしょうか。
ほとんど添付専用なメーカーの電池で液漏れ補償が付いていたのは意外でした。ということは同じくセールスマンカタログに載っているけどほぼ添付用だった日本電気ホームエレクトロニクスのNEC乾電池にも液漏れ補償が付いていた時期があったりするのでしょうかね。確かローランド乾電池は液漏れ補償が付いていたと思うのですが。
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