富士写真フイルムが米エバレディ(エナジャイザー)社と提携して国内乾電池販売事業に参入して間もない頃のデザインなリチウム乾電池です。
少し古そうな全自動式フイルム式カメラに取り残されていました。
FUJIFILM EVEREADY LITHIUM
リチウム電池 CR123A
FUJIFILMのロゴは見慣れた旧ロゴですがEVEREADYロゴが旧ロゴになっていることから結構古いことがわかるかと思います。
1984年にソニーとユニオンカーバイド社との提携が終了してユニオンカーバイドからエバレディを買収、1989年に富士写真フイルムと提携して国内に再びEVEREADYブランドの乾電池が並ぶことになりました。
一部富士フイルムがただパッケージが用意して中身はエナジャイザーそのままという商品を除いてEVEREADYブランドが付いていても社名表記は富士フイルムというものがほとんどという状態です。この頃の富士フイルムはデザインを統一しており、アルカリ乾電池もこのようなデザインでした。
富士写真フイルム株式会社 MADE IN JAPNA
充電池系と同じくエバレディでもリチウム乾電池は日本製、エナジャイザー要素は無かったりします。一方アルカリボタン電池や酸化銀電池はアメリカエナジャイザーのものを自社パッケージに入れてそのまま売っていたりもします。年代が年代のためなのか注意書きは充電禁止の大きい表記どころか注意文もアルカリ乾電池と同じようなことしか書いていないですね。さすがに輸出する予定はなかったのか完全に日本語表示のみとなっています。
CR123Aに関しては主にコンパクトフィルムカメラや一眼レフで使用するなどカメラと深く関わりのある電池ですのでコニカなどカメラメーカーがこのCR123Aリチウム電池を販売していた例があります。富士フイルムの場合はカメラのオプションとして電池を販売していたというわけではなく完全に電池事業に参入といった状態だったのでちょっと事情は異なっていましたけれども。
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